Webの世界を徘徊していると、読みやすいブログと読みにくいブログってありますよね。「うわ～、読みにくい・・・」と思うブログをときどき見かけませんか？

我々は「このブログは読みやすい、読みにくい」と日々判断をしています。そして読みにくいと判断した瞬間に、ページを閉じています。何をもって判断しているのでしょう？あなたにとって、読みやすい文章と読みにくい文章の分岐点はどこにあるのでしょう？


ブログにおける文章の読みやすさを決める要素はふたつ。文章の視覚的な「見やすさ」と言葉の「読みやすさ」です。

そこに書かれている情報がどれだけ貴重でも、面白くても、読みにくければ読者は離脱します。ブロガーは「自分の文章は最後まで読むに耐えるものなのか」という点に注意を払うべきです。ブログの命運は読みやすさによって決まると言ってもいいでしょう。

ブログを始めて一番最初に悩むべきことは、「このブログの記事は最後まで読まれるだろうか？」ということです。文章力、ネタの面白さ、検索エンジンからのアクセス・・・あれこれ考える前に、先ず自分のブログが最後まで読むに耐えうるか見直しましょう。

文章の視覚的な見やすさと内容の読みやすさ。改善しやすいのは視覚的な見やすさです。センスも独自の視点も要りません。すべきことをすればいいだけです。

言い換えると、視覚的見やすさとは目を疲れさせないこととも言えます。どんなに良い文章を書こうが、文字が小さければ読む気になれません。白い背景に黄色い文字では、文章が理解される前にあなたのブログは閉じられるでしょう。

何をもって見やすいとするのかは十分に研究がなされていて、個人の見解の余地はほとんどありません。誰かにとって見やすいブログは、他のほとんどの人にも見やすいのです。文章の外観に個性を出すことはありません。経験者たちの提案に従うのが賢明です。

文章の視覚的な見やすさを決めるポイントを挙げます。

• 背景色と文字色の組み合わせ（完全な黒と完全な白の組み合わせは目が疲れる）
• 文字のサイズ
• 文字間、行間の広さ
• フォントの種類
• 文章の横の長さ（横に長過ぎると、目が疲れる）
• 1段落の行数を多くしない（3～5行ごとに1行空白を作ると言われている）

こういうことに注意が払われていないブログの多いこと、多いこと。アダルトではない有名なブログを見て下さい。どのブログも文章の外観に注意を払って作られています。

多くはスタイルシートを変更することで改善します。ブログの見やすさを改善するにはCSSってやつの知識が多少は必要なんです。そこはあきらめてお勉強するしかありません。しかし、文字のサイズやフォントの変更は、素人でも手が出せる初歩的なレベルです。

見やすさのためなら多少の「ことばのきまり」は無視しましょう。たとえば、段落の最初は1文字分の空白を作る、話題が変わったら段落を変える等の日本語のルールは、無視しても構いません。段落の最初に空白を作ると読みにくくなります。段落は話題の変化に関係なく、3～5行ごとに1行空白の行を作ると読みやすくなります。

それと、女性が書くブログに多いのですが、1文ごとに改行を入れるパターン。これも読みにくい。

メールで使われる書き方ですが、長文のブログの場合、読みにくくなります。
まず、一行ごとに目が右から左に動くので、目が疲れます。
文章のリズムも悪くなります。
全体的に文章が平均的にバラバラしているように見え、アクセントが出しにくくなります。
例えば、強調したい部分だけ一文ごとに改行し、さらに空白の行を作ることで、目立たせるという手法の効果が薄くなります。

ほらね、読みくいでしょう。

とにかく読者の目を疲れさせない、ストレスを与えないことが大事です。たくさんのサイトで、ブログを見やすくする手法が説明されているので、検索してみてください。あなたは数あるサイトから見やすいサイトを教科書にすることでしょう。